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2005 年度 研究成果報告書概要

情報通信ビルシステムのための統合安全監視ICチップの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 15510135
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会システム工学・安全システム
研究機関長崎大学

研究代表者

黒川 不二雄  長崎大学, 工学部, 助教授 (20140808)

研究分担者 松尾 博文  生産科学研究科, 教授 (50101382)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
キーワード監視 / 通信用電源 / 画像処理 / ディジタル制御 / DC-DCコンバータ / 煙認識 / IC / 安全
研究概要

統合安全監視ICチップの開発のために必要な要素技術の研究を行い,良好な結果を得ることが出来た。以下にその成果概要を報告する。
1.電圧制御発信器(VCO)を用いて1MHzの高周波で動作するディジタル制御方式DC-DCコンバータの出力特性と設計手順を明らかにした。それによれば,提案方式は静特性および動特性共に優れていることが明らかになった。また,10mV以下の出力電圧の設定ができ,積分動作範囲内では定常偏差が生じないことを確認した。さらに,オーバシュートは0.1V以内に抑制され,収束時間も非常に短いことが分かった。
2.P-I-D制御,最小位相FIRフィルタおよび移動平均を用いた各ディジタル制御方式をDSPにより構成した場合の各制御係数と降圧形DC-DCコンバータの出力電圧安定化特性の関係を明らかにする.さらに,リミットサイクルに基づく振動現象を抑制するという観点からディジタル制御の方式およびその制御係数の比較検討を行う.その結果,量子化幅が約80mVの8ビットのA/D変換器を用いた場合,最小位相FIRフィルタおよび移動平均ではほぼ同様の良好な結果が得られ,10Vの目標値に対して軽負荷時から定格2Aまでの変化に対して1.3%以下の良好な出力電圧安定化特性が実現でき,さらに振動は20mV以下に抑制できることが分かった.P-I-D制御方式では,十分な出力電圧安定化特性は得られたが,そこまで振動を抑制することはできなかった.
3.情報通信用システムのための新しい火災検知のための動画像処理に基づくシステムについて検討した。提案のシステムは,カメラ,動画像処理部,画像認識部の組合せを複数個組み合わせて統合的に監視するためのものである。また,これらのシステムにおいて積分処理やオプティカルフローアルゴリズムが有効であることを明らかにした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] DSPを用いた降圧形DC-DCコンバータの定常特性に比較2006

    • 著者名/発表者名
      黒川不二雄
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌 J89-B

      ページ: 673-681

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] A Comparison of Steady-State Characteristics of Buck Type DC-DC Converter Using DSP2006

    • 著者名/発表者名
      F.Kurokawa
    • 雑誌名

      IEICE Trans.on Communications, J89-B, 5

      ページ: 673-3681

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] 1 MHz High-Speed Digitally Controlled DC-DC Converter2004

    • 著者名/発表者名
      F.Kurokawa
    • 雑誌名

      IEICE Trans. on Communications E87-B

      ページ: 3437-3442

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 1 MHz High-Speed Digitally Controlled DC-DC Converter2004

    • 著者名/発表者名
      F.Kurokawa
    • 雑誌名

      IEICE Trans.on Communications, E87-B, 12

      ページ: 3437-3442

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2007-12-13  

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