研究分担者 |
北浦 勝 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (70026269)
池本 敏和 金沢大学, 自然科学研究科, 助手 (60311677)
村田 晶 金沢大学, 自然科学研究科, 助手 (30283097)
能島 暢呂 岐阜大学, 工学部, 助教授 (20222200)
吉田 雅穂 福井工業高等専門学校, 助教授 (90210723)
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研究概要 |
1)2004年新潟県中越地震における供給系ライフラインの機能障害について調査した.機能停止の状況と計測震度との関係から,機能停止確率をロジスティック関数でモデル化して兵庫県南部地震と比較した結果,より低震度で機能障害が発生しており,その理由としては,ネットワーク施設の脆弱性およびネットワーク形態の両方が関与していると考えられる.また復旧プロセスを比較した結果,機能支障の解消過程に相似的関係が見出された. 2)2004年新潟県中越地震における医療機関の被害について現地調査およびアンケート調査を実施した、建物被害,ライフライン被害,医療機器の被害のそれぞれが医療機能に及ぼす影響について検討した.さらに、距離減衰式を用いて各医療機関の最大加速度を推定し,建物被害,ライフライン被害,医療機器の被害程度と最大加速度の関係をロジスティック関数で表す、被害関数を提案した. 3)ライフラインの機能被害が医療機能に及ぼす影響の大きいことが明らかとなったので,医療機関における各ライフラインの代替施設や耐震対策について検討した.特に電力供給の停止が各ライフラインの機能被害に密接に関連していることが示されたので,代替施設としてのソーラーパネルの有効性について検討した.
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