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2005 年度 実績報告書

20世紀初頭のラディカル派フェミニズムの再考-日米欧の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 15510223
研究機関名古屋経済大学

研究代表者

水田 珠枝  名古屋経済大学, 名誉教授 (60079316)

研究分担者 吉田 啓子  名古屋経済大学, 経済学部, 教授 (70240281)
志村 明子  中京大学, 社会学部, 教授 (60097863)
見崎 恵子  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (70030690)
山田 綾  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (50174701)
キーワード20世紀初頭 / フェミニズム / ラディカリズム / アナキズム / 社会主義
研究概要

本年度は、科学研究費補助金交付の最終年にあたるので、研究の相互批判・検討をすすめ、論文の作成に努力した。また交付された補助金を、あらたな資料の収集、収集のための旅費、論文の印刷および製本などに使用した。
◆研究会の開催
2005年4月16日、6月25日、9月15日、12月11日、2006年2月15日と5回にわたって研究会を開催し、メンバーの全員がほぼ毎回研究報告をおこない、討論・意見交換をおこなった。
◆研究会での報告と討論
この研究で明らかにしようとしたのは、20世紀初頭のフェミニズムが、現代のフェミニズム研究者が想定している以上に豊富な内容と課題とをもっていたということであり、それと同時に、女性の解放とは何かという基本問題が多面的に論じられたということである。本年度は、次の問題が報告され討論された。
平塚らいてうの自我論に対するドイツ観念論の影響(水田)。社会主義者フェミニストとされている山川菊栄の個人主義的平等論(吉田)。高群逸枝における母性保障社会とアナキズムの結合(志村)。多様なフェミニズムを排出したフランスにおけるラディカル派フェミニストの位置(見崎)。アメリカ合衆国におけるバース・コントロール論争と社会主義(大橋)。アメリカ合衆国の公教育における男女共学とフェミニズムの関係(山田)。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] バルバッスゥ親父のフェミニズム談義-アナキスト新聞『ル・リベルテール』1911〜12年2006

    • 著者名/発表者名
      見崎恵子
    • 雑誌名

      愛知教育大学研究報告『人文社会科学編』 第55号

      ページ: 121-129

  • [雑誌論文] マルクス家の肖像-女性たちの生き方-2005

    • 著者名/発表者名
      水田珠枝
    • 雑誌名

      ポートレートで読むマルクス(極東書店)

      ページ: 47-62

  • [雑誌論文] 20世紀初頭のアメリカにおける社会主義フェミニストの身体観2005

    • 著者名/発表者名
      大橋秀子
    • 雑誌名

      東海ジェンダー研究所『ジェンダー研究』 第8号

      ページ: 3-27

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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