研究課題/領域番号 |
15510227
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
中山 文 神戸学院大学, 人文学部, 教授 (30217939)
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研究分担者 |
西川 真子 名古屋外国語大学, 外国語学部, 助教授 (80319384)
松尾 肇子 愛知大学, 現代中国学部, 助教授 (20202319)
野村 鮎子 奈良女子大学, 文学部, 助教授 (60288660)
成田 靜香 関西学院大学, 文学部, 助教授 (00237603)
林 香奈 京都府立大学, 文学部, 助教授 (30272933)
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キーワード | ジェンダー / 中国文化 / 中国女性史 / 女性学 / 越劇 / 宝塚 |
研究概要 |
今年度の研究活動は、(1)研究会、(2)公開シンポジウム、(3)中国女性史関連図書の蒐集の3つに分けられる。 (1)中国のジェンダーの問題を討論するための研究会を合計8回(6月7日、7月5日、9月13日、10月11日、11月8日、12月13日、1月10日)、科研の研究分担者のみによる合宿は、2回(9月9日〜10日、1月11日〜12日)実施した。例会の参加者はのべ132名、発表者はのべ35名にのぼった。 (2)公開シンポジウム「中国演劇におけるジェンダーの表象」を3月7日10:00〜17:30の日程で開催した。これは愛知大学現代中国学会との共催であり、とよなか男女共同参画推進センターからは会場の無料貸与という形の協力を得た。パネリストは、中国から中国の女性演劇・越劇の演出家である楊小青女史、中国戯劇家協会の重鎮で『中国戯劇』の副主編である黎継徳氏を迎え、日本側からは中山文(神戸学院大学)、伊藤茂(神戸学院大学)、細井尚子(立教大学)が加わり、中国の越劇と日本の宝塚との比較やジェンダーの表象について討論した。また、懇話会では大連大学ジェンダー研究センター所長で、お茶の水女子大学ジェンダー研究センターの客員教授である李小江教授を招き、「私と女性学」というテーマで研究交流を行った。 (3)研究分担者の1人である野村鮎子(奈良女子大学)に図書費の一部を配分し、中国女性史関連図書の蒐集を行った。これは奈良女子大学が従来蒐集してきた女生史関連の蔵書に系統性・継続性をもたせるための措置である。
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