研究課題/領域番号 |
15510231
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 詫間電波工業高等専門学校 |
研究代表者 |
内田 由理子 詫間電波工業高等専門学校, 一般教科, 助教授 (90259945)
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研究分担者 |
青木 照子 大分高専, 制御情報工学科, 助教授 (60099900)
太田 智加子 石川高専, 一般教育科, 助教授 (00282020)
奥田 浩司 石川高専, 一般教育科, 助教授 (90185538)
角谷 英則 津山高専, 一般教科, 講師 (90342550)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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キーワード | 高専卒業生 / 就職 / 就労状況 / 離職・転職 / ジェンダー観 / 高専教育 / 進路指導 / academic and career counseling |
研究概要 |
本研究においては、これまで体系的になされることのなかった高専卒業生約9600名に対する大規模調査を実施し、分析を加えることが可能となった。また、ジェンダーを視点とした高専に対する調査分析は本研究のみであり、基礎資料としての価値及び分析による高専教育への提言は非常に意義深いものである。主な分析内容は以下である。 (1)初職の就労…地域、業態、職種、職場規模、就労の継続、職場選択理由等の分析軸から、初職職場の特徴と男女の就労状況の差異を明らかにしている。 (2)就労継続と離職・転職…継続者・離職転職者の特徴、就労状況、転職・再就職パターン、技術職・非技術職等の分析から各々の特徴を示しながら、性別という因子が最も大きな影響を与えていることを明らかにしている。 (3)ジェンダー観…年齢、年収、就業の有無、職場での状況、就労観、男性の育児休暇取得という分析軸からジェンダー観の特徴を析出し、職業生活上の特徴との関係を明らかにしている。 (4)資格取得…出身学科から分析した職場での有効な資格に関する特徴を整理し、高専教育への提言を行っている。 (5)フリーアンサー…「学校での勉強」「進路選択」「技術者として」という観点から、卒業生の様々な意見を取り上げるとともに、特に進学において男女の傾向の特色を明らかにしている。 2006年3月、報告書を関連各所に送付、公表したところ、一部の高専校長らから報告書の追加送付依頼や、学会誌において取り上げられるなど、今後の高専教育へ有用されるであろう反響を得た。研究紀要、学会発表等においても研究成果を広く公表してきたが、今後も更なる分析を加え、より現場における教育に有益な研究となるよう努め取り組んでいく。
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