1.調査 (1)松ヶ岡文庫の調査-2003/07/14-07/17(4日間)、2003/09/02-09/03(2日間)、2004/02/16-02/19(4日間)、2004/03/23/03/26(4日間)、計4回延べ14日間、松ヶ岡文庫書庫の調査を研究分担者と共に行った。 (2)宮内庁書陵部・国際交流基金図書館等の調査-2003/09/04、鈴木大拙文献の調査。 2.調査結果 (1)松ヶ岡文庫所蔵外国語雑誌リストの作成。当該文庫には膨大な外国語雑誌が残されているが、三十数年未整理のままでリストも無く、何が所蔵されているのか誰も知らないという状態であった。今年度集中的に調査を行った結果、日本はおろか世界でも稀な外国語雑誌約200種類(主として1900-1940年代の仏教学、神智学、日本学)の所蔵を確認した。現在リストを作成中。 (2)松ヶ岡文庫で鈴木大拙の英文日記17年分発見。これで1920年から1957年までの日記がほぼ揃ったことになる。今年度はこの内13年分を翻刻した。 (3)『鈴木大拙全集』完結後、松ヶ岡文庫や龍谷大学図書館等から、未収録講演2本、論考3本、十数本の書簡を発見。その他未発表と思われる多くの手書き・タイプ打ちの草稿・原稿等を松ヶ岡文庫で発見、検討中。
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