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2006 年度 実績報告書

日本文学のジャータカ説話(本生譚)と源流・インド説話との比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 15520103
研究機関小樽商科大学

研究代表者

中村 史  小樽商科大学, 商学部, 教授 (20271736)

キーワード三宝絵 / 源為憲 / 説話 / ジャータカ / 本生 / シビ / スタソーマ / 大施
研究概要

研究代表者は、本研究「日本文学のジャータカ説話(本生譚)と源流・インド説話との比較研究」の平成17年度まで3年間の成果として博士論文『ジャータカ説話の原型と展開』を執筆した。これを桃山学院大学大学院文学研究科に提出し、平成18年3月17日、同大学大学院文学研究科より「博士(比較文化学)」(文博乙第一号)を取得している。平成18年度は、この博士論文を改稿・整備することに主な時間を費やした。並行して、科学研究費補助金の「研究成果公開促進費」を申請してこれを取得し、汲古書院より、今年度、平成19年5月10日原稿組み入れ予定、平成20年1月16日発行予定として、さらに作業を進めている。書名は『三宝絵本生譚の原型と展開』(博士論文の論題を変更)であり、目次によって概要を示せば、
第一章 『三宝絵』とその本生譚
第二章 シビ王本生譚の原型と展開
第三章 シビ王本生譚の主題とその達成
第四章 スタソーマ王本生譚の原型と展開(一)
第五章 スタソーマ王本生譚の原型と展開(二)
第六章 スタソーマ王本生譚の思想的背景
第七章 大施太子本生譚の原型と展開
第八章 大施太子本生譚の誕生
となっている。日本・平安時代、永観2年(984)成立の『三宝絵』に流入した本生譚(ジャータカ説話)にどのようなインド的、仏教的背景があるのか、その原型または起源、展開または変容の諸相について考察している。またそれぞれの本生譚ないしその類型話が文学としてどのように読み解けるかを解明しようとしている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 『三宝絵』とその本生譚2006

    • 著者名/発表者名
      中村 史
    • 雑誌名

      印度哲学仏教学 21

      ページ: 205

  • [雑誌論文] 博士論文の要旨および論文審査結果2006

    • 著者名/発表者名
      中村 史, 小林信彦
    • 雑誌名

      国際文化論集 34

      ページ: 131

  • [図書] 三宝絵本生譚の原型と展開2008

    • 著者名/発表者名
      中村 史
    • 出版者
      汲古書院(未定)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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