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2006 年度 研究成果報告書概要

日本漢詩集『東瀛詩選』についての総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15520133
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本文学
研究機関石川工業高等専門学校

研究代表者

高島 要  石川工業高等専門学校, 一般教育科, 教授 (80124022)

研究期間 (年度) 2003 – 2006
キーワード東瀛詩選 / 兪曲園 / 日本漢詩 / 近世漢詩 / 明治漢詩 / 漢詩文 / 北方心泉 / 日中文化交流
研究概要

本研究は、以下の2つの方法で展開された。
第一には、『東瀛詩選』の漢詩本文についての研究、すなわち本文の校訂と漢詩の電子化テキストデータベースの作成という基礎的研究である。
第二には、それをふまえての各収録詩人の評伝を中心とする、文学史的位置づけ、漢詩集編纂の意図や事情、明治初期における日中両国の文化交流史的研究などの、文学史的側面からの研究である。
以上の観点から、以下のような成果を得た。この成果は『東瀛詩選本文と総索引』(高島要編・勉誠出版)に収録した。
1.『東瀛詩選』の詩本文と『東瀛詩選』が典拠とした漢詩集との校異を付した、『東瀛詩選』漢詩テキストデータベースを整理作成した。
2.その際、詩人別の近世期漢詩別集及び収録詩人の作品を収載する漢詩総集の弁別と現在の所在を明示した、「『東瀛詩選』依拠漢詩集一覧」を作成した。
3.『東瀛詩選』の収録漢詩人を特定し、収録漢詩人数及び収録漢詩総数を明らかにした。
4.『東瀛詩選』の漢詩人の伝記的事象について、同書収載の「作者略伝」の内容の分析を通して明らかにした。
5.『東瀛詩選』漢詩テキストデータベースをもとに、漢字一字検索及び熟語での検索が可能な総索引を作成した。これには、作者(漢詩人)索引も付して利用の便を図った。
6.『東瀛詩選』と、他の漢詩総集(例えば『新編名家詩集』等)との比較検討を行い、『東瀛詩選』の文学史的な意義を説明した。
7.『東瀛詩選』の編集にあたっての日本側のスタッフの一人である、北方心泉の果たした役割を中心に、成立に至る事情及び『東瀛詩選』が果たした日本と中国の文化交流上の意義を説明した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] A TEXT AND CONCORDANCE TO TOUEI-SISEN2007

    • 著者名/発表者名
      K, Takashiima
    • 雑誌名

      Bensey-Shuppan

      ページ: 3278

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] 『本朝麗藻巻下』注解(十三)2006

    • 著者名/発表者名
      柳澤良一, 本間洋一, 高島要
    • 雑誌名

      北陸古典研究 21

      ページ: 20

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] A study of Hontyoureisou(13)2006

    • 著者名/発表者名
      K, Takashiima, R, Yanabisawa, Y, Honma
    • 雑誌名

      Hokuriku-kotenkenkyu No21

      ページ: 20

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [図書] 東瀛詩選本文と総索引2007

    • 著者名/発表者名
      高島 要
    • 総ページ数
      3, 278
    • 出版者
      勉誠出版
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2008-05-27  

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