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2006 年度 実績報告書

グローバリゼーション時代における現代アメリカ演劇の比較演劇学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15520150
研究機関東京大学

研究代表者

内野 儀  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (40168711)

キーワードグローバリゼーション / 演劇 / アメリカ演劇 / 1990年代 / パフォーマンス研究 / ポストモダニズム / 「帝国」と演劇 / アメリカ合衆国
研究概要

本研究の目的は、グローバリゼーションの時代といわれる今日において、そのような時代背景を文脈に置きつつ、現代アメリカ演劇がどのような展開を見せているのかを実践的・理論的水準で把捉することにある。
本研究の最終年度にあたる本年度は、本研究の成果をまとめることに作業は集約された。過去3年間においては、「1990年代以降のアメリカ演劇の実態の把握」という観点から、該当演劇についての基本図書、すなわちアメリカ演劇関係の研究書や演劇を扱ったさまざまな雑資料(新聞、大衆雑誌を含めた諸雑誌)の収集を行なったが、今年度も同様な方針で資料収集を進めていった。また、本研究のもう一つの重要なテーマであるグローバリゼーションをめぐる欧米ならびに日本における思想状況を把握するため、多様な学問領域における基本図書を収集・通読も継続した。さらに、活字メディア以外の演劇実践に関係する当該地域の映像資料の可能なかぎりの収集作業も継続した。
一方、本研究の国際的通用度を知るために、世界的な演劇学者で米国ハーヴァード大学教授のスティーヴン・グリーンブラット氏に講演会とセミナーを開催していただき、本研究の成果につき、さまざまなご教示を願いつつ、意見交換をする場を設けた。
さらに、過去3年間にわたって収集した資料が多量にあるため、研究補助員を雇用して、資料整理に当たってもらった。本研究の今年度の成果については、報告書にまとめるが、それまでの期間に、学術論文として学会誌や一般雑誌に発表することになった。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] ジュディス・バトラーへ/から-アメリカ合衆国における演劇研究の「不幸」をめぐって2006

    • 著者名/発表者名
      内野 儀
    • 雑誌名

      現代思想 10月増刊

      ページ: 86-97

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] <Jという場所>で歴史を「undo」すること-<九・一一>以降の宮沢章夫をめぐって2006

    • 著者名/発表者名
      内野 儀
    • 雑誌名

      ユリイカ 11月増刊

      ページ: 72-85

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] The Globality's Children : The "Child's" Body As a Strategy of Flatness in Performance,2006

    • 著者名/発表者名
      Uchino, Tadashi
    • 雑誌名

      TDR(The Drama Review) 50・1

      ページ: 57-66

  • [雑誌論文] "Radical Democracy" Or Else : A Dialogue with Tony Kukshner's Critics on Angels in America : Comment on Tonooka Naomi, "Specters of History2006

    • 著者名/発表者名
      Uchino, Tadashi
    • 雑誌名

      Proceedings of the Kyoto American Studies Summer Seminar, August 1-3, Kyoto

      ページ: 247-53

  • [雑誌論文] 二〇世紀アメリカ演劇をマッピング/ザッピングする-その<始まり>と<終わり>をめぐって2006

    • 著者名/発表者名
      内野 儀
    • 雑誌名

      演劇文化 第9号

      ページ: 108-21

  • [雑誌論文] 日本の現代演劇を「西洋=外国」に説明する-<理念>なき<空虚>をめぐって2006

    • 著者名/発表者名
      内野 儀
    • 雑誌名

      國文学解釈と鑑賞 別冊

      ページ: 53-63

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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