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2003 年度 実績報告書

ラーキンを中心とする現代英詩の文体論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15520172
研究機関京都大学

研究代表者

宮内 弘  京都大学, 文学研究科, 教授 (90047407)

キーワードラーキン / 現代英詩 / 文体論 / 韻 / イェイツ / 形式と内容 / 言語分析 / 批評
研究概要

「今年度は夏休みを利用してイギリスのハル大学図書館を訪れ、ラーキンに関する資料を閲覧してきた。日本では閲覧不可能な1973/4年発行の詩の雑誌Phoenixのラーキン特集号を見つけることができた。その中には注目すべきいくつかの論文があった。またラーキンの詩において重要な役割を果たしている韻に関する資料も調査した。彼が様々な押印パターンを駆使して詩の意味の一部を表現しようとしていることがこれまで以上に明確に裏付けられた。さちにこの点に関して他の作品においても研究を進め、韻と詩の内容との相関関係を明らかにしたいと思っている。
ハル大学での調査の後、他のラーキン研究者とハルの近くのスカーパラに行き、その土地とラーキンとの関わり合いを調査した。その際、研究者たちとラーキン研究の現状に関して意見交換した。
この後イェイツに関する資料を収集するためにアイルランドにも行った。特に文体の研究をするには比較研究が重要であるが、ラーキンが若い頃イェイツに心酔していたこと、さらに二人ともform(「形態」)に深い関心を寄せていたことも、二人の比較研究を有意義なものにしているといえよう。
以上の調査研究を踏まえてその成果を論文にまとめるはずであったが、もう少し裏付け資料が必要であるため、今年度内にまとめることができなかった。来年度中にはぜひまとめたいと考えている。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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