• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 研究成果報告書概要

古代インド説話を通じた東西比較説話研究

研究課題

研究課題/領域番号 15520177
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ語系文学
研究機関大阪大学

研究代表者

高岡 幸一  大阪大学, 言語文化研究科, 教授 (40065470)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
キーワード古代インド説話 / 古代日本説話 / 古代・中世西欧説話 / 比較説話学 / 比較神話・宗教学 / シンクレティズム / 風土と伝統 / 説話と芸術
研究概要

初年度2003年〜2004年においては、今まで発表してきた論文の中から本研究に直接関わる単独論文のいくつかについて推敲を重ねたり、新たに入手した文献からの追加をも考慮して再編集を行い、本研究の骨子となる論述を進めていった。この間に同時にインド説話の十分な知識を補うために『ジャータカ』などを中心とするいわば原典説話の研究にも多くの時間を費やした。
二年度2004年〜2005年にはフランス出張を通じて図書館閲覧、書店での文献収集を行い、未読の文献の入手に没頭した。基本的には初年度と同じ方向で研究活動を続行し、西欧とインド、インドと日本を繋ぐ新たな接点の発掘に留意し、この点ではこの年度中の研究活動は充実した成果を上げることができた。また、全体の章分け構想に関しても、当初考えていた枠組みに多少の修正を加えるに至った。
最終年度2005年〜2006年では過去二年間の研究作業を総括する方向で研究を進め、第三章を占める予定となる「インド経由西と東」という段階に特に焦点を当てた。この領域に関して日本でも過去に若干の考察は見られるものの、より体系的な視点から西と東を結び合わせた研究としての新味はある程度示しえたと自負している。
研究成果報告書においては、主に紙面の関係で第一章相当部分「インドと西欧」に関して公にするに留めたが、実際には第三章に至るまでの草稿は準備できており、現在これに推敲を加え全体を近い未来に上梓する予定である。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (8件)

  • [雑誌論文] ラシーヌの悲劇『フェードル』における罪業の展開2006

    • 著者名/発表者名
      高岡 幸一
    • 雑誌名

      共著:言語と文化の饗宴(英宝社)

      ページ: 55-70

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] The development of culpability in Racine's Phedre2006

    • 著者名/発表者名
      TAKAOKA, Koichi
    • 雑誌名

      The Feast of Language and Culture Collective Work(Eihoosha)

      ページ: 55-70

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] ペトラルカの『カンツォニェーレ』に見られる「蝶」、「河」、「月桂樹」のイメージ2005

    • 著者名/発表者名
      高岡 幸一
    • 雑誌名

      『詩的言語とレトリック』言語文化共同プロジェクト2004

      ページ: 73-83

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] The images of butterfly, river and laurel in the Canzoniere of Petrarch2005

    • 著者名/発表者名
      TAKAOKA, Koichi
    • 雑誌名

      Poetic Language and Rhetoric Collective Project of Language and Culture 2004

      ページ: 73-83

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] マリ・ド・フランスにおける象徴性と説話性2004

    • 著者名/発表者名
      高岡 幸一
    • 雑誌名

      言語文化研究 第30号

      ページ: 197-209

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] アフリカ経由アジアとヨーロッパ -説話の往来-2004

    • 著者名/発表者名
      高岡 幸一
    • 雑誌名

      『現在アフリカ文学の動向』言語文化共同プロジェクト2003

      ページ: 1-8

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Symbolism and narrative in Marie de France2004

    • 著者名/発表者名
      TAKAOKA, Koichi
    • 雑誌名

      Studies in Language and Culture(Graduate School of Language and Culture) 30

      ページ: 197-209

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] Europe and Asia via Africa -The traffic of tales-2004

    • 著者名/発表者名
      TAKAOKA, Koichi
    • 雑誌名

      The trend of modern African literature Collective Project of Language and Culture 2003

      ページ: 1-8

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 2007-12-13  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi