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2005 年度 実績報告書

出来事の記述における物語性の位置-M・フリツシュの思考実験を中心にして

研究課題

研究課題/領域番号 15520190
研究機関長崎大学

研究代表者

葉柳 和則  長崎大学, 環境科学部, 助教授 (70332856)

キーワード出来事 / 物語 / 虚構 / マックス・フリッシュ
研究概要

今年度の研究計画にあったのは、1.研究成果を学術雑誌公刊すること、2.研究成果をもとにした学位論文を執筆すること、3.学際的な研究集会において口頭発表を行うこと、であった。
1.論文は三編が学会誌に収録され、一編が論文集の一章として公刊された。また一編に関して投稿のエントリーを済ませており、一編は原稿の依頼を受けている。
2.学位論文は平成17年度中に執筆予定であったが、学術雑誌および論文集に寄稿した論文の執筆、および、シンポジウム、フォーラム等での研究成果の公開を優先したため、完成には至らなかった。しかし、主査・副査の予定教員と緊密に連絡を取り、計画を練り直した結果、平成18年度中に提出する予定が確立した。
3.フリッシュの思想を学際的な研究の場に位置付けるために、2005年7月に阪神ドイツ文学会主催・日本度学術振興会プロジェクト共催のシンポジウム、2006年2月に名古屋大学総長裁量経費プロジェクトのシンポジウム、および2006年3月に日本学術振興会プロジェクトのフォーラムにおいて口頭発表を行った。後二者に関しては、平成18年度中に報告書が出版される予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 浮遊する一人称-M・フリッシュの『ビンあるいはペキンへの旅』におけるフォルムとメディア-2005

    • 著者名/発表者名
      葉柳和則
    • 雑誌名

      総合環境研究 7・2

      ページ: 1-22

  • [雑誌論文] 想い出と予感の通路-あるいは初期フリッシュにおける「可能的なもの」-2005

    • 著者名/発表者名
      葉柳和則
    • 雑誌名

      独文学報 21

      ページ: 61-81

  • [雑誌論文] 接続法的空間の理路-物語り療法と順列の美学の出会い2005

    • 著者名/発表者名
      葉柳和則
    • 雑誌名

      現代社会理論研究 15

      ページ: 61-72

  • [図書] 東西文化會通2006

    • 著者名/発表者名
      井上 義彦
    • 総ページ数
      569
    • 出版者
      学生書局

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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