研究課題/領域番号 |
15520192
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
大和 高行 鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (30253371)
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研究分担者 |
丹羽 佐紀 鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (40244272)
小林 潤司 鹿児島国際大学, 国際文化学部, 助教授 (10258676)
山下 孝子 鹿児島国際大学, 経済学部, 助教授 (70224623)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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キーワード | 英国ルネサンス演劇 / 翻訳 / 『ゴーボダック』 / 『キャンバイシーズ』 / 『アーサー王の悲運』 / 『ダビデとベテシバ』 |
研究概要 |
平成15年度から平成18年度までの4年間の研究期間において、以下のような具体的な成果を得ることができた。 1.まず、15年度と16年度において、研究代表者である鹿児島大学法文学部の大和高行が中心となり、英国ルネサンス演劇関連テクストの拡充作業と『アーサー王の悲運』の訳出を進めた。他方、既に訳出済みであった『ゴーボダック』と『キャンバイシーズ』については、鹿児島国際大学国際文化学部の小林潤司助教授と同経済学部の山下孝子助教授が、それぞれ、訳の推敲ならびに注釈・解説を付す作業に当った。 17年度においては、鹿児島大学教育学部の丹羽佐紀助教授を中心とする第4番目の対象テクスト『ダビデとベテシバ』の訳出に着手しつつ、上記3作品の解題作業を継続した。 18年度においては、『ダビデとベテシバ』の訳出をほぼ終える一方、既に訳出済みの3作品について注釈・解題を含めた編集作業を行い、原稿化(パソコン入力)を完了し、『平成15年度〜18年度科学研究費補助金(基盤研究(C)(2))研究成果報告書』として公刊した。 2.成果の公表については、山下を中心とする「トマス・プレストン作『キャンバイシーズ』-翻訳と注解-」『鹿児島経済論集』第46巻第4号(2006),PP.387-474の公刊の他、大和と小林が、本翻訳プロジェクト研究の副産物となる英国ルネサンス演劇に関する学会発表ならびに論文発表を行った。 3.当該プロジェクトメンバーは、月に1度の頻度で大和研究室において例会を開き、それぞれの持ち回り担当箇所の翻訳を、つぶさに検討した。その際、訳出作業では、訳は正確か、日本語表現として十分にこなれていて、台詞としての通りがいいか、などの点に注意しながら、参加メンバー全員が忌憚のない意見を相互に出し合った。我々の研究成果は、様式C-18に記載したとおりであるが、それらはすべて協働(共同)研究上の連携を密に図ってこそ得られたものである。
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