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2006 年度 研究成果報告書概要

『説文解字繋傳』データベースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 15520222
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 各国文学・文学論
研究機関大阪大学

研究代表者

坂内 千里  大阪大学, 言語文化研究科, 助教授 (70198183)

研究期間 (年度) 2003 – 2006
キーワード説文解字繋傳(小徐本) / 許愼 / 徐かい(小徐) / 徐鉉(大徐) / 段玉裁 / データベース
研究概要

本研究は、研究成果の有効な利用方法の一つとして、付加価値を持つデータベースの構築方法を考察・実践することを目的としたものである。「付加価値を持つ」とは、研究の過程で作成された資料や研究成果などを、基本となるデータベースに付与してゆくことにより、常に発展・充実させてゆくことができるものを言う。
長年研究対象としてきた『説文解字繋傳』(以下小徐本と略称する)を題材として研究を進めた。字形そのものに大きな意味のある小徐本のような書物を扱う場合、検索結果などを常に底本の画像で確認できる環境を構築することが不可欠である。
そこで、底本を電子化するとともに、底本の画像化を進め、「検索可能な文字画像」(http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~tomo/svg/)という手法を用いてその両者を関連付けた。このようにして常に文字データに対応する画像データを参照することが可能なデータベースを作成し、それを基本データベースとした。更に、小徐本に引用される経書のうち、本研究では『詩経』の引用とその出典情報をデータベース化し、それを基本データベースに関連付けて、検索結果の表示内容をより充実したものにした。これにより、データベースに付加価値を持たせると同時に、更にそれを充実したものにするための方法の一つを提示することができたと考える。
なお、本研究では、データは全てテキスト形式になっており、その編集作業には、多様な種類の文字が利用できるXEmacs CHISE(http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/projects/chise/)を主に利用した。また、それぞれのデータを関連付けるために必要なマークアップには、論理構造にはTEI(Text Encoding Initiative)を、視覚的構造にはSVG(Scalable Vector Graphics)を用いた。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2007 2006 2004 2003

すべて 雑誌論文 (7件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 『説文解字繋傳』引『詩』考2007

    • 著者名/発表者名
      坂内 千里
    • 雑誌名

      言語文化研究(大阪大学大学院言語文化研究科) 33

      ページ: 21-34

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] On the Shi 詩 Quoted in the Shuo-wen jie-zi xi-zhuan2007

    • 著者名/発表者名
      SAKAUCHI Chisato
    • 雑誌名

      Studies in Language and Culture 33(Graduate School of Language and Culture, Osaka University)

      ページ: 21-34

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] On the Lun-yu 論語 Quoted in the Shuo-wen jie-zi xi-zhuan2006

    • 著者名/発表者名
      SAKAUCHI Chisato
    • 雑誌名

      The Crossroads of the Sinology-Festschrift for Dr.KAJI Nobuyuki(Kenbun Publication Company)

      ページ: 434-446

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] 『説文解字繋傳』引『易』考2004

    • 著者名/発表者名
      坂内 千里
    • 雑誌名

      言語文化研究(大阪大学言語文化部・言語文化研究科) 30

      ページ: 165-179

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] On the Yi 易, Quoted in the Shuo-wen jie-zi xi-zhuan2004

    • 著者名/発表者名
      SAKAUCHI Chisato
    • 雑誌名

      Studies in Language and Culture 30(Faculty of Language and Culture Graduate School of Language and Culture, Osaka University)

      ページ: 165-179

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] 『説文解字繋傳』データベース構築の試み2003

    • 著者名/発表者名
      坂内 千里
    • 雑誌名

      漢字と情報(京都大学人文科学研究所) 7

      ページ: 4-5

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] My Attempt to Build the Shuo-wen jie-zi xi-zhuan's Database2003

    • 著者名/発表者名
      SAKAUCHI Chisato
    • 雑誌名

      Chinese Characters and Information(Documentation and Information Center for Chinese Studies, Kyoto University) 7

      ページ: 4-5

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [図書] 中国学の十字路-加地伸行博士古稀記念論文集2006

    • 著者名/発表者名
      加地伸行博士古稀記念論文集編集委員会
    • 総ページ数
      833
    • 出版者
      研文出版
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2008-05-27  

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