(1)洪命憙の歴史観をさぐった論文「洪命憙の両班論と『林巨正』」を執筆し、韓国の論文集『韓国近代文学〓 日本』に発表した。 (2)同論文の日本語訳を『県立新潟女子短期大学紀要』に発表した。 (3)韓国国際教育振興院の高明均氏と共同で『林巨正』に使用されている数多くのことわざと慣用句を整理して表にし、意味、使用されている文脈、そして現在における使用状況を調査した。結果は、冊子にまとめて<『林巨正』ことわざ・慣用句用例一覧>(総173ページ)を刊行し、ウェッブページでも公開した。(http://www.nicol.ac.jp/~hatano/bunngaku/kyosei/kyosei6.htm) (4)2003年10月、洪命憙の生まれ故郷である槐山で開催された第8回洪命憙文学祭に招聘されて、洪命憙の東京留学時代に関する講演を韓国語で行なった。 (5)上の講演内容をまとめた論文「東京留学時代の洪命憙」を韓国の文芸誌『忠北作家』に掲載した。 (6)同論文の日本語訳を『県立新潟女子短期大学紀要』に発表した。 (7)2004年10月、「洪命憙の『林巨正』と『朝鮮王朝実録』」という題目の口頭発表を朝鮮学会で行なった。 (8)成果論文「『林巨正』の「不連続性」と「未完性」について」を執筆し、学会誌『朝鮮学報』に発表した。
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