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2004 年度 実績報告書

日本語諸方言要地アクセントの緊急調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 15520245
研究機関東京大学

研究代表者

上野 善道  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50011375)

キーワードアクセント / 外来語 / 複合語 / 方言語彙 / 青森市方言 / 伊吹島方言 / 鹿児島方言 / 沖永良部島方言
研究概要

本年度は次のアクセント調査を行なった。
(1)青森市方言
故人となった話者のデータを整理し,複合語から切り出した要素のアクセントを資料としてまとめて発表した。
(2)香川県観音寺市伊吹島方言
外来語のアクセント資料を集め,その一部は資料編として発表した。考察編は別途論文にまとめる予定。
(3)鹿児島県吹上町方言,同県黒島方言,同県枕崎方言
この3方言のアクセント体系とその特徴を取り上げ,ギリシアで行なわれた国際会議Tone and Intonation in Europeの招待講演で発表した。その原稿は『東京大学言語学論集』に掲げた。
枕崎方言については,『枕崎地方方言集』(高城書房,2003)の著者である今給黎正人氏に就いてその274ページからなる方言集の全項目のアクセント調査も行なった。現在進めている入力が終わり次第,資料編として公表するとともに,もう1つの枕崎方言のタイプである浜言葉と対比させながら論文を発表する予定。いずれも,従来の報告とは異なる結果が得られている。
(4)鹿児島県徳之島浅間方言
地元研究者の岡村隆博氏が作成した語彙資料をもとに,その全項目について直接本人に当たって確認しながらそのアクセントを確定した。豊富な複合語資料が得られたので,近くまとめる予定。
(5)鹿児島県沖永良部島皆川方言
甲東哲著『島のことば沖永良部島』(三笠出版,1987)を用い,著者(故人)に代わって皆川方言の話者からその全項目のアクセントを聞き出した。ア〜ソまでを2つの報告書としてまとめた。
(6)沖縄県久高島,石垣島,波照間島,与那国島のアクセントも調べた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] 青森市方言の複合名詞要素のアクセント資料2005

    • 著者名/発表者名
      上野 善道
    • 雑誌名

      日本海域研究 36(印刷中)

  • [雑誌論文] 沖永良部島方言語彙のアクセント資料(1)2005

    • 著者名/発表者名
      上野 善道
    • 雑誌名

      琉球の方言 29(印刷中)

  • [雑誌論文] 沖永良部島方言語彙のアクセント資料(2)2005

    • 著者名/発表者名
      上野 善道
    • 雑誌名

      アジア・アフリカ文法研究 33(印刷中)

  • [雑誌論文] アルファベット頭文字語のアクセント資料2005

    • 著者名/発表者名
      上野 善道
    • 雑誌名

      アジア・アフリカ文法研究 33(印刷中)

  • [雑誌論文] Three Varieties of Two-Pattern Accent Systems of Japanese Dialects2004

    • 著者名/発表者名
      UWANO, ZENDO
    • 雑誌名

      東京大学言語学論集 23

      ページ: 273-290

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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