研究概要 |
今年度の研究計画に基づき、 1 これまでの現地調査で記録したアイヌ語・アイヌ文化に関する音声資料約320本をDATによってデジタル化し、高音質・高画質での保存を図った。 2 上記のうち約50本について、内容整理用の目録(非公開)を作成した。 3 これまでの現地調査で記録したアイヌ語音声資料約20本の内容を、今後の作業用として文字化した。そのうち約5本については、アイヌ語の短文例を約1,500例抽出し、パーソナルコンピューター上で再生可能な音声データファイルとして保存した。 4 2004年11月1日に、札幌学院大学において、ロシア北方民族大学教授チュネル・タクサミ氏による講演会「ニブフの口頭文芸の概説と研究・資料管理の現況」を開催した(記録は来年度文字化・刊行の予定)。 5 2005年3月26日に、早稲田大学において、北海道立アイヌ民族文化研究センター研究職員小川正人氏による講演会「アイヌ語アイヌ文化音声映像アーカイブズの諸問題と北海道立アイヌ民族文化研究センターの活動」を開催した(記録は来年度文字化・刊行の予定) 6 北海道立アイヌ民族文化研究センター研究職員沢井春美氏(研究協力者)と早稲田大学名誉教授田村すゞ子氏(研究分担者)の共編により『アイヌ語帯広方言の資料 田村すゞ子採録 広野ハルさんの基礎語彙調査資料』を刊行した。
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