研究実績の概要 平成15年度は、山口がインドネシアを訪問し調査についての協議を行った。現地協力者が多忙なため、平成15年度は現地調査に赴くことができなくなり、文献資料収集が中心になった。しかし、文献中心の収集資料、およびこれまでの科研費で収集した資料を基に、「ランピ(Rampi)語の研究」(第34回日本インドネシア学会、平成15年11月2日)、「南スラウェシ語群における*Rの再構」(言語文化学会・第17回大会、平成15年12月13日)の研究発表を行った。両研究発表に基づいた論文は平成16年に学会誌に掲載された。 平成16年度には、中嶋がインドネシアを訪れ、現地協力者に対して録音等について指導を行い、平成15年度に行う予定であった遅れを取り戻すための努力を行った。また、これまでの音声データ・ベースに検索のやり易さについての改良を行い、さらにWeb上での利用について検討と開発を行った。 山口は現地調査で収集された資料に基づき、研究発表および論文執筆を行った。
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