急速に普及した携帯電話での通話によらない、メイルでのコミュニケーション方法は、若年層においてすでに定着しており、日常生活に欠くことのできないコミュニケーション手段となっている。この携帯メイルによるコミュニケーションを研究対象として、今年度は、若年層における携帯メイルの役割を明らかにすべく、聞き取りによる簡単な意識調査を行い、携帯メイルデータの収集を行った。メイルデータはパイロット的なデータを収集して、実際のデータにおける問題点について検討した。その結果、葉書や手紙などと異なり、顔文字・絵文字の出現やパラ言語的な表現(例:(笑)などといったインターネット上にある掲示板等でしばしば見かけるような本文の内容を補足する、書き手の意識・感情を表現するもの)についての検討と処理方法について考察した。これらは引き続き、今後の課題として検討する。 調査対象は二十代前半の大学学部生 ●若者が携帯メイルを使う場面とその背後にある意識調査(篠崎) ●携帯メイルの収集及びその加工と情報付与についての検討(加藤) パイロット的なデータを収集し、そのデータ加工と付与すべき情報について検討 データへの簡単な補助情報付与 データ提供時の著作権処理の検討 顔文字・絵文字の出現時の処理方法 その他パラ言語的表現の処理方法
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