研究概要 |
1.前年度に引き続いて、全国506地点の「あいさつ表現儀礼調査票」についての電子化作業を行った。 2.資料の分類整理と言語地図の作製を、実施した。全国版白地図の様式に合わせて、中部地方言語地図の白地図を印刷し直した。 3.ドイツのバンベルク大学教授、Wolfgang Viereck博士をお招きして、地理言語学の講演会を開催した。また、言語地図に関わる解釈研究についての助言を得た。さらに彼が編集した『ヨーロッパ言語地図』の第5,6巻を購入し、言語地図の解釈における世界的な研究の現状を確認した。 ヨーロッパの地理言語学会会長との国際交流により、研究の相互交換に成果を収めた。 4.全国の1000地点について、往復葉書により、「あいさつ表現儀礼」を初めとする数項目で、通信調査を実施した。これは、私の独自な「反復Decade調査」の一つである。 5.2005年8月にカナダで開催される国際会議の事務局から私の講演要旨について受諾する旨の書類が届けられた。 以上、当初の研究実施計画に基づいた事項について、予定どおりに実施することができた。
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