研究課題/領域番号 |
15520297
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
秋永 一枝 早稲田大学, 文学部, 名誉教授 (20063381)
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研究分担者 |
上野 和昭 早稲田大学, 文学部, 教授 (10168643)
田中 ゆかり 日本大学, 文理学部, 助教授 (40305503)
松永 修一 淑徳大学, 国際コミュニケーション学部, 助教授 (40312318)
坂本 清恵 玉川大学, 文学部, 助教授 (50169588)
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キーワード | 東京弁 / 音響分析 / 音声 / 文字化 / 談話資料 / 無声化 / アクセント / アーカイブ化 |
研究概要 |
2003年度は、秋永の調査した以下のA・B・C三種類の東京弁調査のうち、オープンリールで記録したA調査を重点的に行った。A調査は1975〜1980年度に行なったもので、60歳以上の男女24名を対象とした。これらの音声のデジタル化及びアルバイトによる単純文字化はほぼ90%終了した。秋永は現在それらにアクセントなどの発音記入を始めている。B調査は1989〜1992年度に行なった65歳以上の23名が対象、C調査は1975〜2002年度に行なった中高年若干名を対象とした継続調査である。現在B・C調査について、各1名の音声のCD化と文字化を終了した段階である。 今回アーカイブ化の方針としては、発音関係調査票による回答のみでなく、回答前後のやりとりや、東京の地名や東京弁に関する語彙調査もすべて対象としている。 秋永・松永・田中の3名は、A調査から2名、B・C調査それぞれから1名のデータを取り出し、アーカイブ化のテスト版をWeb形式で作成し国語学会において発表した。これは文字化資料の一部に付した「音声資料(アクセント、母音の無声化,訛音など)」、「音響分析資料(音声波形・ピッチ曲線・スペクトログラム)」、「語義等解説資料」、「発音者生育地」が表示できるよう作成した。これらの音声は「マルチスピーチ」を用い音響分析を行なった。なお、生育地は東京旧市内(旧15区)の区分による地図上に各被調査者をプロットして示してある。
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