初年度に当たる本年度は映像制作のための基礎資料収集を目的として(1)先進的な実践を行っている地域の現場視察及び実践者との意見交換、(2)学会・研究会における関連分野の発表聴講、(3)映像制作者との面談、(4)研究協力者(群馬大非常勤講師2名)との意見交換、(5)外国籍住民及び日本語支援ボランティアに対する平行実態調査などを実施した。 (1)保見東国際交流センター日本語教室(豊田市)、新潟国際友好協会日本語支援事業(新潟市)、豊中市交流協会日本語支援事業(豊中市)を見学、講師らと意見交換を行った。 (2)日本語教育学会春季大会、異文化間教育学会大会、日本語教育学会研究集会第9回に出席、発表を聴講し資料を収集した。 (3)群馬TV制作局及び出入業者と面談し、映像制作について指導を受けた。 (4)2003年5月より11回にわたり打合せ会議を開き、研究の進め方、資料収集方法、質問紙調査実施方法、同結果分析、ビデオ試作計画について協議した。 (5)2003年9月10日に群馬県内の外国籍住民及び彼らの日本語支援に携わるボランティアに対し、質問紙調査を実施し、外国籍住民から253通、ボランティアから107通の回答を得た。2004年3月に日本語教育方法研究会JLEM(於横浜国立大)、同5月に異文化間教育学会(於同志社大学)において発表の予定である。
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