昨年度(研究初年度)実施した群馬全県調査の結果より、制作すべき映像の場面及び言語機能を抽出し、それをもとに七つのスキットのシナリオを作成した。このシナリオを県内太田市、前橋市、大泉町の日本語教室運営者に示し、ビデオ撮影への協力を求めたところ、太田市あゆみの会及び前橋市国際協力協会の応諾が得られた。約6か月にわたってこれら会員及び日本語教室利用者外国籍住民の出演によるビデオ収録を行い、前橋市内の映像制作会社にテープの編集を依託、46分間のビデオテープを制作するに至った。作品名『ともに生きることば/ぐんま』 2月よりこの作品を前橋において試用し、改良点の発見及び教室における使用法を検討中である。 最終年度には改良後の作品を県内に配布するとともに使用法について説明会を各地において実施する。
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