二年目の年度である平成16年度は「文字及び音声言語情報のオンライン処理プロセスの基礎研究II」のテーマにそくし、ワーキングメモリの基礎研究を行うために実験データの収集を行い、2つの国際記憶学会にて発表を行い、国内外の数多くの研究者と意見の交換を通して今後の研究の充実をはかった。 具体的には以下の通りである: 1.実験データの収集と統計分析 「ワーキングメモリ」という記憶モデルの視点から実験デザインの構築及び実験の実施によるデータの収集及び統計分析を行った。実験データの協力者として県内の英語を母語とする留学生やassistant language teachers、外国語として英語を学習している県内外の大学生を対象にデータ収集を行った。実際に言語性(文字や音声)及び非言語性ワーキングメモリのテストを実施した。 2.二つの国際記憶学会で発表(発表タイトル及び大会名) (1)"The Characteristics of Different Individual Processing in Working Memory for Japanese EFL Learners" The 2^<nd> International Conference on Working Memory 2004 Kyoto(2004年8月19日) (2)"The Characteristics of Individual Verbal and Non-verbal Processing in Working Memory between ENL and EFL" The 6^<th> Tsukuba International Conference on Memory(2005年3月14日) 以上、2つの実験データ結果を基に次年度、論文執筆を行っていく予定である。
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