平成15年度は本研究の初年度ということもあり、実験問題の作成、データ収集と授業観察が主な仕事であった。したがって、まとまった成果を論文発表するまでにはいかなかった。実験は大きく2種類でおこなうことを決定した。1つは音声の習得からのアプローチ、もう1つは、代名詞や再帰代名詞などの照応表現の習得を調査することで英語能力を調査する方針を固めた。音声習得のデータは、もちろんまだ一部であるが、附属浜松小学校と豊岡村「しきじ土曜倶楽部」で収集することができた。これは16年度に論文として発表する予定である。照応表現の方は問題文が完成できたので、データは4月以降に収集することになる。
|