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2004 年度 実績報告書

小学校での英語活動・英語教育とその能力伸長に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15520353
研究機関静岡大学

研究代表者

白畑 知彦  静岡大学, 教育学部, 教授 (50206299)

キーワード小学校での英語教育 / 児童英語教育 / 文法発達 / 臨界期 / 小中連携
研究概要

本年度は研究期間3年間の2年目であった。小学校での英語活動の観察も日本各地で行うことができ、それに伴い、言語習得のデータも相応に収集することができ、有意義な1年であったと言ってよい。「旅費」を利用して、関西地域での英語活動を観察できたことは大きい。ただし、小学校での英語活動そのものは、依然として試行錯誤の状態が続いており、教員養成の問題を含め、課題点はかなり多く山積している。定期的には、御殿場市立印野小学校での英語活動を観察させてもらっている。これは17年度も引続いてやらせていただくことになっている。
言語習得データとして、小学校の時代に英語教育を受けた生徒と受けていなかった生徒の文法能力の比較ができたことは大きな進歩であり、このデータ収集は現在も続行中で、17年度には一応終了する予定である。全国的に見ても小学校での英語能力の伸長を客観的に調査した研究はほとんど報告されていなく、本研究の果たす役割は大変大きいと考えている。
本研究に関連して、著書を1冊、論文を1冊仕上げることができた。著書の中で、小学校時代に英語教育を受けた高校生と受けていなかった高校生の英語文法能力の比較結果の一部を紹介した。さらに、論文の方では、言語習得の臨界期について、本科学研究費の研究成果から得られた結果を基に、私見を展開している。
17年度はまとめの年でもあるので、前半期までに実験や観察を終了し、請う半期には報告書をまとめる作業をして行きたいと考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 言語習得の臨界期について2004

    • 著者名/発表者名
      白畑知彦
    • 雑誌名

      Second Language Vol.3

      ページ: 3-24

  • [図書] 英語習得の「常識」「非常識」2004

    • 著者名/発表者名
      白畑知彦編著
    • 総ページ数
      179
    • 出版者
      大修館書店

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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