• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

オンラインチャットによる英語授業で実施するタスクの研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 15520361
研究機関九州大学

研究代表者

鈴木 右文  九州大学, 大学院・言語文化研究院, 助教授 (90243873)

キーワード文字チャット / 3次元仮想空間チャットシステム / タスク / ロールプレイ / 英語コミュニケーション
研究概要

研究期間の2年間4学期の間、サーバ新規導入などの恩恵を科研費から受けながら、北海道大学とインターネットで結んだ合同授業として、英語の文字チャットによる対話演習授業を継続実施した。その中で、多数のタスクを実際の授業で実施し、英語の実践的対話能力を伸ばすために3次元仮想空間チャットシステムを使用した授業の改善を図った。教員として実行した経験や受講者へのアンケート調査等に基づいて、どのような種類のタスクが受講者に受け入れられやすくて効果的なものであるのかを、そのタイプ分けも含めて明かにした。その結果、そのようなタスクとは、現実とかけ離れた設定を持っていること、結末に制限を課されていないもの、あまり大掛かりではないもの、ゲーム性・競技性に富むもの、話題が身近なものであること、などのようなものであることが、あらかじめ予測されたとおりほぼ確認できた。さらにあぶり出された点は、対話相手を自ら探し選ぶよりも自動的に割与えられる方がよいこと、対話の人数はあまり多くなく2名が最適であること、タスクの実行にあたって求められる作業があまり複雑にならないこと、学部の専門分野的話題よりも一般性を持った話題がよいことなどが明かになった。タスクのおおまかなタイプとしては、単純な対話よりも討論が好まれ、ロールプレイも効果的である。
だがしかし、これらの検証の材料としての対話ログの分析は思うようにできなかった。ログの分析については、次の研究テーマに文字チャットにおける英文の特徴と改善点を予定しているので、そちらに持ち越すことを考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 英語受講者が望む仮想空間での対話タスクの分析2005

    • 著者名/発表者名
      鈴木右文
    • 雑誌名

      英語英文学論叢(九州大学英語英文学研究会) 55

      ページ: 81-93

  • [雑誌論文] オンライン対話演習授業で支持されるタスク -モデルチェンジした3次元仮想空間チャットシステム-2004

    • 著者名/発表者名
      鈴木右文
    • 雑誌名

      言語文化論究(九州大学大学院言語文化研究院) 19

      ページ: 77-95

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi