1.成果発表 2001年4月から2004年3月まで岐阜県池田高校で実践されたコミュニケーション・パワーアッププランによるカリキュラム改革をまとめ、2005年6月にアメリカのミネソタ大学で開催された第4回外国語教師教育国際大会で発表した。タイトルは、Building a Collaborative Learning Communityである。また、11月に岐阜県で開催された第55回全国英語教育研究大会(高校の部)の全体会でモデル実践として発表した。普通の高校の生徒が、3年間継続的にコミュニケーション能力を重視した指導を受けた結果、コミュニケーション能力を身につけ、さらに受験英語にも対応できる力をつけた。教員集団が大学の教員から助言を受け、チームとしてカリキュラム改革に取り組んだことに対して、全英連から高い評価を得た。 2.研究調査・実践 2004年度、池田高校が新たに岐阜県の研究校に指定され、教育委員会からカリキュラム改革の助言者になるよう依頼された。目標は、1年次のオーラル・コミュニケーションで培ったコミュニケーション能力を2年、3年と継続的に伸ばすことである。4月から毎週学校を訪問し、2005年度は、主に3年生の授業を参観して担当者会議に出席した。また、毎学期、担当教員とインタビュー、生徒(一部)インタビュー、生徒アンケートを行った。 3.文献研修・海外調査 2005年8月に10日間、オーストラリア(クイーンズランド大学)で文献研修・調査を実施した。また、助言者のDr.Kleinsasserから貴重なアドバイスを頂いた。 4.今後の研究・まとめ 最終年度は、過去3年間の研究・調査をまとめ、今後の研究課題を明らかにする。この成果を、外国語教育の国際大会で発表する予定である。
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