研究概要 |
成果発表 3年間の研究調査の結果をまとめた。平成16年度は、私立同朋高校で予備調査を実施し、平成17年度より、岐阜県教育委員会から依頼され、県立池田高校において、2年間にわたる継続的な調査を実施した(2、3年生対象)。結果の一部は、昨年の11月に岐阜県で開催された第55回全国英語教育研究大会(高校の部)の全体会でモデル実践として発表した。普通の高校の生徒が、3年間継続的にコミュニケーション能力を重視した指導を受けた結果、コミュニケーション能力を身につけ、さらに受験英語にも対応できるカをつけた。教員集団が大学の教員から助言を受け、チームとしてカリキュラム改革に取り組んだことに対して、全英連から高い評価を得た。成果発表として、調査結果をまとめたものがカリキュラム改革の実践例としてTESOL学会から出版される(平成19年秋)。タイトルは、 Curriculum revitalization in a Japanese high school through teacher collaboration (ln Hayes, D., & Sharkey, J.(Eds.), Revitalizing a program for shcool-age learners through curricular innovation, TESOL Curriculum Development Series : Volume 4)である。 また、11月に独協大学で開催されたteacher developmentについてのシンポジウム(Professional and Organizational Development : Dynamic Teacher Communities)で、"Building a Teacher Learning community through University-School Collaboration"というタイトルで発表した。さらに、11月に開催された第32回JALT国際研究集会(北九州)では、"Creating Communities of Supportive Professionals"というタイトルでシンポジウムを開催し、教師教育のためには学び合う教員集団の形成が大切であることを強調した。
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