研究課題
当該研究は、平成15年度〜平成17年度の間、以下の方法により実践研究を行った。1.独自に開発したインタラクティブ・ウェブ上に、集積された英語学習者の約9000件のメッセージをコーパスとして、目的にあわせて検索し分析する2種類のツールを増設2.1.のデータとツールを用いて、国際コミュニケーション上指導を要する35項目を抽出し、チュートリアルのコンテンツを作成して、インタラクティブ・ウェブ上に登録設定3.2.の学習環境で約10ヶ月間韓国の2大学の学生等とコミュニケーション実践した実験群38名につき、事前・事後テストにより、英語力の伸長度を、対照群68名との比較により測定・評価その結果、以下の3点が明らかとなった。1.チュートリアル併設型ウェブによる英語発信教育実践は、対象者について平均的に、総合的英語力、特に文字言語に関する能力の強化に効果的2.詳しくは、英文作成時の推敲による改善に関して、自立的な書き直しの機会を与えることが効果的3.チュートリアル参照の効果は、適切なインストラクションによる知識を保持していることを前提とする以上の結果を踏まえ、今後取り組むべき課題として、以下の4点を確認した。1.学生一人一人の習得特性と達成レベル・能力に対応した、より個別化された学習支援システムの開発2.ライティング活動を通しての文字言語の発達促進に止まらず、リスニングならびにスピーキング活動にも対応した、より総合的な学習支援システムの開発3.学習項目に関する教材を提供する学習支援システムに止まらず、より自立的な学習態度涵養を支援する、学習自己管理システムの開発4.本学習支援システムならびにチュートリアルコンテンツと、他の教育機関によるシステムとコンテンツの共有化によるE-ラーニング体制の拡大・発展
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LET Kyushu-Okinawa BULLETIN No.5
ページ: 35-44
The 9^<th> International Pragmatics Conference Abstracts
ページ: 384
Selected Proceedings of FLEAT 5
ページ: 213-217
The 9^<th> International Pragmatics Conference(Riva Del Garda, Italy) (口頭発表)
Foreing Language Education and Technology 5(Brigham Young University, Uta, USA) (口頭発表)
The 2^<nd> International Conference on Pedagogies and Learning (University of Southern Queensland, Australia) (口頭発表)
The 3^<rd> Asia TEFL International Conference(Beijin, China) (口頭発表)