研究課題/領域番号 |
15520386
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
君塚 仁彦 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00242230)
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研究分担者 |
王 智新 宮崎公立大学, 人文学部, 教授 (10265035)
石 純姫 苫小牧駒澤大学, 国際文化学部, 助教授 (60337102)
藤澤 健一 福岡県立大学, 人間社会学部, 助教授 (00301812)
橋本 栄一 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30237929)
大森 直樹 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (50251567)
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キーワード | 東アジア / 戦争記憶 / 博物館 / 戦争遺跡 / 保存と表象 / 中国 / 韓国 / 沖縄 |
研究概要 |
2005(平成17)年度は本研究の最終年度にあたるが、2003(平成15)・2004(平成16)年度の調査・研究成果を踏まえた本年度計画に基づき、研究成果報告書作成のための国内編集会議1回と、研究分担者および研究協力者による国内補足調査2回、国外調査1回を実施した。 補足調査については、国内博物館における植民地期朝鮮史関係資料の展示表象に関する実地調査を、教科書資料館など関西圏のいくつかの博物館で実施した。また、本研究において国内の戦争遺跡として重要な存在であると位置づけた宮崎県宮崎市平和台公園の「八紘一宇の塔」の追加調査を、地元研究者の協力を得ながら実施した。 国外については、韓国釜山市・東亜大学で実施された第2回東アジア教育文化学会研究集会での研究報告・学術情報交流を研究代表者が行い、また同市内における戦争遺跡・博物館の実地調査を行なった。なお同学会研究集会には、研究代表者・分担者・協力者、合わせて6名が参加した。 国内会議は、2005年10月に、本年度計画に基づく研究成果報告書作成のための編集会議を東京学芸大学で実施し、研究分担者および研究協力者による研究報告と、研究報告書の内容・編集などに関する討議を行なった。また同会議では、本共同研究の研究成果発表の一環として、その成果を広く社会に還元することを目的とする単行書発行に関する討議が行なわれ、以後、その準備作業が進められた。その結果、本共同研究の成果として、君塚仁彦編著『平和概念の再検討と戦争遺跡』(明石書店、2006年)が刊行されるに至った。
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