• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

近代日本における企業者集団の比較史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15520397
研究機関山梨大学

研究代表者

齋藤 康彦  山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (00153825)

キーワード地方財閥 / 日本資本主義 / 株式投資 / 甲州財閥 / 企業勃興 / トップマネジメント
研究概要

大和研究の調査研究活動を通じて、甲州財閥に関する学術的研究は大きく遅れていることが浮き彫りとなった。本年度は「甲州財閥系企業の位置(その1)-電灯・電力、製紙、鉄道業界の場合-」と「甲州財閥系企業の位置(その2)-ビール、モスリン業界り場合-」を発表した。
なお、本年度は前年度に引き続いて甲州財閥の実体解明に焦点を絞って研究活動を行った。具体的には過年度までの調査研究活動を通じて入手した関係資料類の検討を通じて、日本資本主義の発展を背景にした産業界の再編成過程における雨宮敬涙郎、根津喜一郎といった甲州財閥の構成メンバーの事業活動の実体の把握と、その特質の解明を課題とする以下の論文執筆を行った。しかしながら、これらの論文は未発表稿である。
すなわち、雨宮敬次郎に関しては1)「甲武鉄道への経営参画」、2)「大日本軌道の成立と解体」の2本、根津嘉一郎に関しては3)「東武鉄道の再建と経営展開」、4)「ビール業界への進出と競争」の2本である。
まだまだ解明すべき点も少なくないが、本研究を通じて甲州財閥の実態を解明できるデータは充分に入手した。これら本年度執筆の論考は、これまでに発表してきた拙稿を中心に構成される第一部「甲州財閥の内部構造」を受けるかたちで、第二部「甲州財閥の事業展開」の主要部分を形作る。なお、最終的には二部構成からなる『甲州財閥の研究』として取り纏め、出版したいと考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 甲州財閥系企業の位置(その2)-ビール、モスリン業界の場合-2007

    • 著者名/発表者名
      齋藤康彦
    • 雑誌名

      山梨大学教育人間科学部紀要 8巻

      ページ: 164-171

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 甲州財閥系企業の位置(その1)-電灯・電力、製紙、鉄道業界の場合-2006

    • 著者名/発表者名
      齋藤康彦
    • 雑誌名

      山梨大学教育人間科学部紀要 8巻

      ページ: 149-163

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi