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2004 年度 実績報告書

西園寺公望文書(書類編)の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15520417
研究機関立命館大学

研究代表者

山崎 有恒  立命館大学, 文学部, 助教授 (00262056)

研究分担者 小関 素明  立命館大学, 文学部, 助教授 (40211825)
本郷 真紹  立命館大学, 文学部, 教授 (70202306)
キーワード西園寺公望 / 元老 / 政治家 / 歴史史料 / 日本近代史 / 桂園時代 / 明治 / 大正
研究概要

立命館大学図書館所蔵の西園寺公望関係文書の内、主として書類編を中心に翻刻作業を行った。同時に大学院生十数名による西園寺公望関係文書研究会を組織して、同史料に関する関連史料の収集や、史料の背景、年代推定などの研究を行った。
この書類編は西園寺公望の首相時代、いわゆる桂園時代のものを中心に、公文書、メモ、意見書など実に多様な史料が、ジャンル別に袋わけされて、保存されていた。これらの史料は西園寺家の書庫から発見されるまで、ほとんど未整理の状態であり、かつ量的にもかなり膨大なものであったため、本研究ではまずそれらの目録を作る作業から研究を開始し、同時に史料の保存状態、形態、内容などについて、包括的な検討を加えた。その上で、それらの中から特に政治的な重要なものを中心に数点をピックアップし、その一つ一つについて綴り込みの史料を一点ずつに分けた上で詳細な目録をとり、それらが持つ政治史的な意味について西園寺公望文書研究会で検討を行った。
この書類編には、第二次西園寺公望内閣の内閣機密費の帳簿など他に類例のない貴重な史料が多数含まれており、その整理・公開は同時期に政治史やその他の分野の研究を大きく漸進させうる可能性を持っている。現段階ではまだ全体の三分の一ほどが整理されたに過ぎないが、今後2005年度からも新たに科研費を獲得して、一刻も早くその全容を学界に知らしめるよう整理、研究作業を進めていきたいと考えている。
その成果については、順次『立命館大学』などの紀要を通じて発表していきたいと考えている。また現在は非公開であるこの史料であるが、国内外からの問い合わせが引きも切らないことから、こうした外部の閲覧希望者に対しても早急に公開できるよう、しっかりとした体制作りを進めていきたいと考えている。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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