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2003 年度 実績報告書

ベンガル湾海域文明圏の研究1―アルメニアン・コミュニティの組織と経済活動を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 15520438
研究機関追手門学院大学

研究代表者

重松 伸司  追手門学院大学, 文学部, 教授 (20109242)

キーワードベンガル湾海域 / アルメニアン・コミュニティ / コルカタ(カルカッタ) / バングラデシュ / ダカ(ダッカ) / チッタゴン / アルメニア教会 / 墓碑銘
研究概要

平成15年度の第一次研究段階としては、以下の研究目的を設定した。
1.ベンガル湾海域におけるアルメニアン・コミュニティの現地調査方法の確定と試行。
2.ベンガル湾海域におけるアルメニアン・コミュニティの定住地たる海港都市の確認。
3.アルメニアン・コミュニティの商業・交易活動の拠点たるインドのコルカタ(カルカッタ)およびバングラデシュのダカ(ダッカ)、チッタゴンの実地調査。
上記の研究目的を達成するため、平成15年7月には2週間にわたって、インドのコルカタ(カルカッタ)およびバングラデシュのダカ(ダッカ)、チッタゴンの実地調査を行い、以下の点が判明した。
1.コルカタ市中心部の旧アルメニア通り(現ミルザ・ガリブ通り)にあるアルメニアン・カレジおよびアルメニアン慈善協会本部では、アルメニアから約100名の孤児を呼び寄せ、19世紀以降の伝統文化の維持(宗教慣行・アルメニア教会の修復・墓地の整備・アルメニア語学習など)を行っている。
2.コルカタ市内の主要アルメニア教会施設3か所を訪問し、約300〜400基の墓碑銘を調査した結果、古くは16世紀銘、新しくは20世紀初頭の墓碑が発見され、それらの主たる移住現地表記がジュルファ、新ジュルファなどであった。
3.ダッカのアルメニア教会は、現在、ダッカ市定住の-アルメニア人篤志家によって維持・運営されているが、インド・バングラデシュ・東南アジア(マレーシアなど)の地域間交流・相互扶助はない。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 重松 伸司: "「たいが」の文明、「おおかわ」の文明"遡河-バングラデシュの社会と文化. 14号. 8-9 (2003)

  • [文献書誌] 重松 伸司: "ハードベギング、ソフトベギング"世界史のしおり(帝国書院). No.22. 15 (2004)

  • [文献書誌] 重松 伸司: "多文化が共存する都市〜マドラス(チェンナイ)〜"明解世界史A』準拠『教師用指導書(帝国書院). 85 (2004)

  • [文献書誌] 重松 伸司: "「モノ乞う」ということから考える"アジア観光年報. 5号. 83-92 (2004)

  • [文献書誌] 重松 伸司: "人文・社会科学系学生のためのフィールド学の試み-アジアの<水>をテーマに-"特色ある教育-体験型学習活動の多様な展開. 106-115 (2004)

  • [文献書誌] 重松 伸司: "アジアのアルメニアン・コミュニティー墓碑銘・口承・植民地公文書から"京都大学大学院文学研究科21世紀COEプログラム報告書『人文知の新たな総合に向けて』. 1. 320-322 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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