研究課題
平成16年度に行なった研究活動の実績に関する概要は以下の通りである。1.研究代表者の宮城徹は、平成16年8月30日に西欧中世史研究会2004年度大会(佐賀県佐賀市 若楠会館)において「11世紀後期のBury St.Edmunds修道院所領--修道院長Baldwinの諸政策と所領経営」と題する研究報告を行なった。2.研究代表者の宮城徹と研究分担者の山代宏道は、平成16年10月29日〜11月1日にかけて広島大学文学部(広島県東広島市)において研究会を持ち、宮城徹が「Bury St.Edmunds修道院長Baldwinとノルマン征服」と題して研究報告を行なった。さらに、宮城徹は研究対象のBury St.Edmunds修道院に関して、広島大学所蔵の一次史料『リトル=ドゥームズデイ=ブック』の検索を実施しデータ収集を行なった。3.研究分担者の山代宏道は、2004年11月13日に開催された広島大学ヨーロッパ中世研究会主催公開シンポジウム『中世ヨーロッパにおける排除と寛容』(広島大学文学部)において「中世イングランドにおける排除と寛容-教会改革運動とノリッジ」と題する研究報告を行なった。4.研究代表者の宮城徹と研究分担者の山代宏道は、平成16年11月21日〜同23日にかけて沖縄ワシントンホテル(沖縄県那覇市)において研究会を持ち、次年度の研究計画に関して意見交換を行なった。また、宮城徹が「Bury St.Edmunds修道院長Baldwinとノルマン征服(続)」、山代宏道が「初期ノルマン期ノリッジ司教区における修道院建設戦略」と題してそれぞれ研究報告を行ない、11・12世紀イングランドにおける修道院の経済的活動並びに宗教的活動に関して認識を深めた。
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西洋史学報 32(掲載予定)
中世ヨーロッパの時空間移動(共著者:原野昇, 水田英実, 山代宏道, 中尾佳行, 地村彰之, 四反田想。渓水社)
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