1、沖縄における盆行事・奄美の八月踊り・鹿児島県の8月15夜行事の調査およびビデオ収録 この科研の目的は本土の盆踊りの関係すると見られる、南島や韓国南部にひろがる輪踊り、巻き踊り等の身体表現の比較、盆に現れる来訪神の研究である。今年度は 1)沖縄8月9日(旧7月12日)〜8月15日(旧7月17日)沖縄県八重山郡竹富島(アンガマー)八重山郡西表島祖納・干立(アンガマー)八重山郡小浜島(念仏踊り) 2)薩南諸島8月27日〜9月1日鹿児島県三島村黒島(八朔踊り)鹿児島県奄美郡笠利町(八月踊り) 3)9月9・10日(旧8月15日)鹿児島県坊津町坊・知覧町(十五夜行事)を調査、収録した。 いずれも神迎えとしての輪踊り、手招き等の身体動作がともなってこれらの行事がなりたっていることが分ってきた。 2、韓国カンカンスオレイの予備調査 この8月15日もしくは7月15日の輪踊りの行事は韓国南部にもひろがっている。2月この研究をしている全南大学名誉教授の池春相博士に会い資料および現状について調査した。5月5日珍島カンカンスオレイ調査予定。
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