研究概要 |
本研究は平成15年度より4年間の計画で実施し、平成18年度はその最終年度にあたった。平成18年度には、ひきつづき東京首都圏を中心として、日系ブラジル人、フィリピン人、ベトナム人等のいわゆる外国籍のカトリック信者が出席するミサや関連行事等に参加し、参与観察する機会を得た。研究を開始した平成15年当時と比べると、首都圏においては当該国出身のカトリック司祭、修道女、信徒伝道者が増え、あるいは効率的に配置され、各国語によるミサはより定期的に行われていることが理解される。 参与観察と平行して関係者に対するインタビューを本年度も継続し、その記録を筆耕、現発言者による校閲を経て、公開可能な原稿として編集中である。 また、平成18年度は最終年度であることから研究のまとめを行い、次の3つの機会に研究報告・発表を行った。 1、2006年9月29日、「日本のカトリック教会の「国際化」の現状に関する社会学的研究」上智大学。 2、2006年11月11日、"Filipinos and the Catholic Church in Japan", The First Philippine Studies Conference of Japan(PSCJ 2006),(東京で開催されたフィリピン研究国際会議において分科会を組織し、発表)。 3、2006年12月14日、"Filipino Catholic Communities in Japan, Panel 13:Saga of Filipino International Communities, International Conference on the Hawaii Filipillo Centennial(Dec 13-17),Honolulu(ハワイ大学が主催し、ホノルルで開催された国際学会において発表)。
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