研究課題
基盤研究(C)
今年度は最終年度として、研究成果のとりまとめに多くの時闇を費やした。まず、理論的な問題として、(1)国際私法総論-渉外相続の考え方、(2)日本国際私法からの検討、(3)韓国国際私法からの検討、(4)在日韓国人の相続と不動産相続登記(5)日本相続税法の特徴と留意点、(6)韓国相続税法の特徴と留意点(7)日韓民法と相続の諸点について検討を行ったその上で、在日韓国人に想定される相続の諸ケースについて、具体的に34のケースについて相続税の考え方を明らかにすることができた。韓国の税法研究者の協力も得て、具体的な問題まで踏み込んで検討した研究は我が国では初めてなので、この成果を書物として交換することにした。この成果は本年7月に『日韓国際相続と課税』として加除出版社より出版される予定である。
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