研究概要 |
1."Random Matching Models and Money : The Global Structure and Approximation of the Set of Stationary Equilibria", CIRJE Discussion Paper F-220, May2003. (joint with Dolf Talman)で、定常的貨幣均衡の大域的な構造を明らかにした。これにより、様々な種類の貨幣的均衡を理論的に分析するとともに、それらの数値解析的手法による分析が可能になった。 2.分割可能な貨幣モデルにおいて、高価格と低価格が共存する均衡が普遍的に存在することを示した論文"Equilibrium Price Dispersion in a Matching Model with Divisible Money", International Economic Review45, pp.413-430, May 2004, (joint with Takashi Sato)が近日中に公刊される予定になった。 3.分割可能な貨幣モデルにおいて、定常均衡が不決定にになることを以前示した。これに対し、税-補助金の体系をうまく設定することにより、好ましい均衡を選び出すことができることを示した。この結果については、現在執筆中である。
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