研究概要 |
総合セミナー「福祉国家の経済思想:自由と統制の混合」(2005年2月19日土曜、中央大学駿河台記念館、10時半から18時まで)の開催が、今年度の最大の成果である。5人の発表者それぞれに討論者を付け、経済学史・社会学・法哲学を専攻する若手研究者を中心とした討論を行った。研究代表者はこのセミナーの組織者・討論者・総括コメント者という役割を担った。報告者・討論者との事前うち合わせやメール交換において、本研究テーマを深めることになった。なお当日は報告論文とコメントを冊子にした。当日の議論を踏まえ、いずれ専門書として出版する計画が持ち上がっている。 その他、経済学史学会・東北部会(4/17、岩手県立大学)で「スキデルスキーのケインズ」を、History of Economics Society 2004(6/26、Toronto Univ.)で「Beveridge on Economic General Staff」を、International Workshop : Cambridge School of Economics, Welfare Economics and the Welfare State(2/27、一橋大学佐野書院)で「Pigou and Beveridge before 1914」をそれぞれ発表した。 学会出張としては、経済思想研究会(4/18、岩手県立大学;8/6。東北大学)・経済学史学会年大会(5/29-30、北星学園大学)・History of Economic Thought UK(9/1-3、Kingston University, London)・国際セミナー「19世紀末〜戦間期における経済思想の国際比較」(12/12-13、東京都立大学)に出向き、質疑応答に参加した。 英語を含む論文成果は以下の通りである。
|