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2003 年度 実績報告書

東アジアの経済発展と貿易,資本移動,エネルギー・環境との相互連関分析

研究課題

研究課題/領域番号 15530145
研究機関中京大学

研究代表者

山田 光男  中京大学, 経済学部, 教授 (00126913)

研究分担者 中山 惠子  中京大学, 経済学部, 教授 (90207944)
尾崎 タイヨ  京都学園大学, 経済学部, 教授 (00160846)
木下 宗七  椙山女学園大学, 生活科学部, 教授 (70022457)
キーワード世界経済モデル / 東アジア経済 / forward-looking model / 多部門モデル
研究概要

本研究の目的は,日本,アジアNIES,アセアンおよび中国からなる東アジア経済の1980年代以降の成長過程を世界経済モデル分析の手法を使って,東アジア経済の中期的な成長経路の中で国際貿易と直接投資を通じた各国地域の相互依存関係の態様を数量的に解明すること,また当該地域の経済発展の在り方を,地球環境の観点を考慮しつつ実証的に評価することにある。
本年度は準備段階として,研究の基礎となる東アジア地域経済のマクロ,セクター,貿易などに関するデータベースを整備した。特に,対象国間の部門別貿易と輸出入デフレータの整備には多大な労力を要する。この研究に即したデータの整備を行うとともに,アジア経済研究所で推計された輸出デフレータに関する分析を行った。
すでにプロトタイプとして開発した東アジアを中心とするマクロ計量リンケージモデルを基礎として,今年度はアジア金融危機の中心国の一つであるタイを対象として「期待」を明示的に導入したforward looking型のモデルの開発研究を進める一方,経済発展の著しい中国マクロ経済モデルの改訂作業を行った。
中国,日本、韓国を対象とした多部門モデルの開発と比較研究はもう一つの要である。今年度は中国経済多部門モデルの開発と環境分析を試みた。国策のパイプラインプロジェクトや天然ガス火力発電建設の経済・環境への効果について評価を試みた。またモデル分析を日中韓に拡張するため,日本,韓国の多部門推計のためのデータベースの整備と先行研究の調査を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 木下宗七, 山田光男: "中国経済のマクロ計量モデルとシミュレーション分析"社会とマネージメント. 第1巻2号(印刷中). (2004)

  • [文献書誌] 木下宗七: "IDE推計SITCベースの輸出価格指数の性質について"アジア経済研究所研究報告書. (印刷中). (2004)

  • [文献書誌] Taiyo OZAKI: "Development of Thai Macro-econometric Model"京都学園大学経済学部論集. 第13巻3号(印刷中). (2004)

  • [文献書誌] Mitsuo YAMADA: "Interdependence among Economy, Energy, and Environment in China : An Econometric Analysis 2000-2020"中京大学経済研究所ディスカッションペーパー. 0311(印刷中). (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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