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2003 年度 実績報告書

公共部門の非効率性と民営化の限界

研究課題

研究課題/領域番号 15530211
研究機関名古屋大学

研究代表者

竹内 信仁  名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00022476)

研究分担者 柳原 光芳  名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 講師 (80298504)
森田 雄一  名古屋市立大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (30285225)
キーワード国際研究者交流 / イギリス:ニュージーランド / 公共部門の効率化 / 民営化
研究概要

本年度は、日本における公共部門の効率化および民営化の進捗状況について実証面からのアプローチを行うため、まずイギリスのそれらについての調査をし、同時にそれらに関連する資料の収集、ならびに先行研究の総括を行った。
第1のイギリスの公共部門の効率化および民営化の進捗状況に関する調査については、研究代表者および研究分担者の1人が実際に現地に赴いて、British Railways、PFI方式の採用が進んでいる高速道路等に関する視察を行った。
第2の資料収集については、上記海外調査の際に、Pollitt and Bouckaert "Public Management Reform"(2000)およびParker and Saal "International Handbook on Privatization"(2003)を、一方、研究分担者により、Boyne, et al. "Evaluating Public Management Reforms"(2003)およびGaster and Squres "Providing Quality in the Public Sector"(2003)を求めることができた。これらの文献から、公共部門の民営化に関する現状ならびにそれに関する議論を整理し、公共部門によるマネジメントの効率化の計測に関わる技術的手法についての概観を行うことができた。
第3の先行研究の総括については、まず、研究分担者による上記の概観に加え、Bos "Privatization A Theoretical Treatment"(1991)およびWillner "Privatization : a sceptical analysis"(2003)を中心として、公共部門の民営化に関する理論分析の基礎的フレームワークについても概観が行われた。また、イギリスにおける公共部門に関わる研究については、Pollitt "A Survey of the Liberalization of Public Enterprises in the UK Since 1979"(2000)およびFlynn "Public Sector Management"(2002)等により通信、電力、ガス、刑務所部門を中心として総括を行った。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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