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2005 年度 実績報告書

外国為替相場の動態および変動要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15530225
研究機関工学院大学

研究代表者

吉田 賢一  工学院大学, 工学部, 助教授 (10230731)

キーワードプラザ合意 / レーガノミクス / 国際資本移動 / 国際短期資本 / 過剰ドル
研究概要

本年度の研究目的は「平成15・16年度中に収集した資料・文献・知見を総合的に吟味し、1980年代のアメリカの対日政策が1990年代のクリントン政権に至って何故に180度の逆転を見ることとなったのかを予想・判断する」というものであった。アメリカの経済政策的対日姿勢は、1970年代(フォードおよびカーター政権)の放任(ビナイン・ネグレクト)、80年代(レーガン政権)の「自主規制」要求と為替操作による強硬、90年代(クリントン政権)の現実容認に基づく農産物(とりわけ牛肉とオレンジ)輸出圧力というようにほぼ10年ごとに変化を見せたが、そこには、政策という人為ではけっして矯正できない客観的経済条件というべきものが常在し、それが政策の改変を執拗に迫ったためである。
日本は第一次大戦期から昭和初期までと、昭和6年12月から敗戦までとの2つの時期において変動相場制下にあったが、急変・乱高下する為替相場が当時の政策担当者にどの様に関知され、また、一般の人々の生活にどう影響したかについては新聞を初めとする当時の様々な文献が明示している。
本最終年は上記の目的を達成するため、文献収集、関係者への聞き取り等を引き続き行なうとともに、これまでの資料等の分析に基づいて歴史と理論の両面から為替相場変動と為替システムの実相と本質を探り、研究成果の作成に努力した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 戦前における日本金融史の一断面2006

    • 著者名/発表者名
      吉田賢一
    • 雑誌名

      工学院大学共通過程研究論叢 第43-2号

      ページ: 11-27

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] 金融グロバリゼーションの理論2006

    • 著者名/発表者名
      信用理論研究学会
    • 総ページ数
      350
    • 出版者
      大月書店

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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