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2004 年度 実績報告書

大企業における長期雇用慣行の日米比較-比較雇用管理史分析

研究課題

研究課題/領域番号 15530267
研究機関中央大学

研究代表者

関口 定一  中央大学, 商学部, 教授 (20138613)

キーワード長期雇用 / 雇用慣行 / 雇用保障 / 先任権 / コミットメント / ロイヤリティ / 内部労働市場 / 内部昇進
研究概要

研究の第二年目にあたる2004年度は、(1)アメリカ企業におけるブルーカラー、ホワイトカラー双方の現在にいたる雇用慣行の形成過程に関する企業・労働組合レベルの資料の収集と整理、(2)アメリカ企業におけるブルーカラーの雇用保障の最も重要な制度的柱である、先任権の形成過程についての資料分析と分析結果の取りまとめ、(3)ホワイトカラー雇用慣行の形成にかかわる先行研究の批判的検討と理論枠組みの構築、などに取り組んだ。
このうち(1)に関しては、Conrnell UniversityのKheel Documentation Centerにおいて、金融業、サービス業、製造業のホワイトカラーに関する企業資料、自動車・鉄鋼・電機の各産業における労働組合側資料の収集、Pittsburgh Universityにおいて、電機産業の労働組合資料、特に先任権の形成過程に関する資料の収集を行い、これまでほとんど用いられることなかった一次資料を含む、貴重な資料の収集に成功した。
(2)に関しては、電機産業における先任権の形成過程を、これまで注目されることのなかった先行する企業の雇用政策との関連において、詳細に分析し、その結果を、裏面の研究発表一覧に掲載した論文に取りまとめて、公表した。
(3)に関しては、現在金融業、製造業における、第二次世界大戦期から戦後にかけての1次資料を整理し、、その一部は、データベース化の途上にある。整理中に試行的に行った分析からは、これまで、アメリカの大企業のホワイトカラーの雇用慣行として理解されていた通説的な姿を書き換えうる、貴重なファクト・ファインディングの可能性があることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ジェネラル・エレクトリック社における先任権の形成-労働組合的慣行の経営的起源2004

    • 著者名/発表者名
      関口 定一
    • 雑誌名

      企業研究(中央大学企業研究所) 第5号

      ページ: 37-77

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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