本研究の目的は、以下の3つに分けられる。 (a)マーケティングで収集された様々な個標データから、個人レベルのモデルを構築し個人別にパラメータを推定するという一連のフレームワークを提案する。 (b)そこからマーケティング・ノレッジを得るために、推定された個人別パラメータを共変量と関連付ける枠組みを調査する。 (c)個人ごとに最適なマーケティング活動をマネージャーに推薦できるような意思決定支援システムの構築を目指す。 それを踏まえて、本年度は1.文献レビュー2.海外、特に実務の分野でのの研究事例3.ベイズ統計などの統計手法の探索4.(a)と(b)をモデル化するためのフレームワークの提案を行なった。 (a)に関する基本的な数理モデルが2つほど構築され、現在、その実証研究のためのデータを探索中である。
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