研究概要 |
本研究の目的は、 (a)マーケティングで収集された様々な個標データから、個人レベルのモデルを構築し個人別にパラメータを推定するという一連のフレームワークを提案する。 (b)そこからマーケティング・ノレッジを得るために、推定された個人別パラメータを共変量と関連付ける枠組みを調査する。 それを踏まえて、本年度は 1.(a)と(b)のモデル化の完了 2.複数のサンプルデータへの応用 3.問題点の発見と今後のモデルの精緻化・発展性の検討 を行なった。 結論としては、階層ベイズ手法を用いた顧客の来店モデルを構築し、米国のパネルデータや百貨店データからのRF(recency, frequency)データからパラメータを推定した。また、共変量として顧客のデモグラフィック変数や購買行動変数を組み込むモデルを提案した。 その他、以下の学会に参加をし、研究の報告発表、そして他の研究者からの提案を得た。 2005年6月日本マーケティング・サイエンス学会(東北大学) 2005年7月INFORS国際オペレーションズ・リサーチ学会(アメリカ、ホノルル)
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