本研究においては、アジア諸国における外国企業がどのようなマーケティング戦略を立て、実施しているかを探求し、またそれらの企業が環境に対してどのように対応をしているかなどを研究することがテーマとなっている。ここでいう外国企業とは外国系企業およびローカル企業とのジョイント・ベンチャーなどである。 そこで、まず、外国企業が、どのようにマーケティング戦略を実施しているかを把握するために、日系企業をはじめとして、アメリカ系企業、韓国系企業・・・・・などについてインタビュー調査を開始した。 この予備調査を実施したことによって、いくつかの問題点が把握されたが、本テーマとなっているマーケティング戦略だけを取り出して問題とすることはなかなか難しい状況にあることがわかった。というのは、調査対象となっている企業がアジアという特徴をもった地域に立地していることによるのではないかと考えられる。むしろその他の部門と大きく関連していることが研究を始める以前の認識よりも強いことが把握された。 また、これらと平行しご、郵送法による調査を実施するための調査票の作成に取りかかった。それと同時に、調査対象に調査表を郵送するために各外国企業の名称ならびに住所について、一方ではこれらのデータを収集し、一方ではすでに収集されたものについて、データ化する作業を現在行っているところである。しかし、これがなかなか時間のかかる作業であり、簡単には進まない。しかし、できるだけ早くこれらの作業を進め、徐々に発送する予定である。なお、一部では、すでに調査票を発送した。
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