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2004 年度 実績報告書

わが国で使用されるトレード・タームズ(貿易定型取引条件)の地域別比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 15530291
研究機関関西大学

研究代表者

吉田 友之  関西大学, 商学部, 教授 (80210706)

キーワードタームズ / トレード・タームズ / 貿易条件 / 貿易定型取引条件 / 貿易商務 / 貿易慣習 / ファズ / 貿易業務
研究概要

地方の中小零細貿易業者は、貿易取引を行ううえで必須の専門的知識ともいうべきトレード・タームズに対してどの程度の理解度をゆうし、その適正な使用を行っているのかなどを知るために、政府より「輸入促進地域」(Foreign Access Zone : FAZ)の承認を受けた22ヵ所中、地方の港湾地域である青森FAZ(八戸港地域)、宮城FAZ(仙台港地域)、新潟FAZ(新潟港地域)、岡山FAZ(水島港地域)京都FAZ(舞鶴港地域)、境港FAZ(境港港地域)、山口FAZ(下関港地域)、愛媛FAZ(松山港地域)、高知FAZ(高知新港地域)、熊本FAZ(熊本港地域)、大分FAZ(大分港地域)の11ヵ所の地域に所在し直接貿易を行っている業者を対象にアンケート調査を実施した。その結果、地方に所在する中小零細貿易業者は、貿易取引で実際にどのようなトレード・タームズを使用しているのか、使用経験はないが知っているトレード・タームズは何か、貿易契約で使用するトレード・タームズの準拠規則を取り決めているか、紛争解決方法を取り決めているかなどについてのデータを収集できた。そのデータを分析することで、地方中小零細貿易業者のトレード・タームズなどに関わる諸点、ならびに地方間でのトレード・タームズなどに関わる相違点が明らかにできた。またその成果を踏まえて、トレード・タームズの理解度およびその適正使用度などに関して、同一地方間で時系列的に相違が生じてきたのか、大手貿易業者と地方の中小貿易業者の間に如何なるギャップがあるのかなどについても明らかにできた。以上から、将来地方で貿易振興を積極的に行う際の中小零細業者に対する実務的なソフト面の支援方策が導きだせたものと考える。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 地方中小零細貿易業者のトレード・タームズ使用に関する時系列分析-愛媛県地域でのアンケート調査より-2005

    • 著者名/発表者名
      吉田友之
    • 雑誌名

      研究双書(関西大学経済・政治研究所) 139冊(印刷中)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] トレード・タームズにおける使用動向の推移-在阪貿易業者を対象としたアンケート調査より-2005

    • 著者名/発表者名
      吉田友之
    • 雑誌名

      日本貿易学会「年報」 42号(印刷中)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 中小零細貿易業者におけるトレード・タームズの使用動向研究(II)-11ヵ所の地方輸入促進地域でのアンケート調査より-2005

    • 著者名/発表者名
      吉田友之
    • 雑誌名

      関西大学商学論集 49巻6号(印刷中)

  • [雑誌論文] トレード・タームズの使用実態に関する分析(I)-山口県、愛媛県、高知県の場合-2005

    • 著者名/発表者名
      吉田友之
    • 雑誌名

      関西大学商学論集 50巻1号(印刷中)

  • [雑誌論文] 地方港湾地域におけるトレード・タームズの時系列分析-大分地域所在貿易業者対象の調査より-2004

    • 著者名/発表者名
      吉田友之
    • 雑誌名

      関西大学商学論集 49巻2号

      ページ: 101-129

  • [雑誌論文] 中小零細貿易業者におけるトレード・タームズの使用動向研究(I)-11ヵ所の地方輸入促進地域でのアンケート調査より-2004

    • 著者名/発表者名
      吉田友之
    • 雑誌名

      関西大学商学論集 49巻5号

      ページ: 187-209

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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