研究課題
1.本年度は、先に提出した研究実施計画に従って(1)《事例媒介的アプローチ(=CM法)による事例分析展開のための理論的・方法論的諸問題の検討》(2)社会調査論(特に事例研究論、調査設計論等)、質的分析論関連の文献レビュー(3)本研究全体についての展望を与えるための覚え書き作り、という3つの作業を行なった。2.本年度の成果は次の4つ:【成果1】‘生活史研究会'の機関紙である『生活史研究会通信』に「‘分析視点'と‘関連素材群'と‘正当化の理屈'--相川報告司会・コメント--」を公表。これは(1)関連のテーマの一環としての研究成果;【成果2】2003年にForum Qualitative Sozialforschung/Forum : Qualitative Social Research [On-line Journal]に掲載されていた論文("Transformative Experiences of a Turkish Woman in Germany : A Case-Mediated Approach toward an Autobiographical Narrative Interview")がHistorical Social Researchに転載・出版された。これも(1)関連のテーマに属する研究成果;【成果3】社会科学基礎論研究会の『年報』(第6号)に「S.フロイトにおける‘心的なもの'^iの生成をめぐって--『科学的心理学草稿』第一部での議論の把握を中心にして--」(2007年12月に脱稿)を掲載予定。(1)のCM法の観点から実際に分析作業を行なった成果;【成果4】英語圏における社会調査研究分野での注目すべきいくつかの動向の把握と文章化。「科学研究費補助金研究成果報告書」の一部として執筆中のもの。(2)と(3)関連のテーマ;
すべて 2006
すべて 雑誌論文 (2件)
生活史研究会通信 第60号
ページ: 3-4
Historical Social Research Vol.31, No.3
ページ: 90-106