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2004 年度 実績報告書

日本の世帯構造とアンペイド・ワークに関する世界システム論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15530349
研究機関長野大学

研究代表者

古田 睦美  長野大学, 産業社会学部, 助教授 (60278166)

キーワードアンペイド・ワーク / 女性労働 / 時間利用調査
研究概要

□長野県における調査研究の進行状況
長野県において、研究代表者の監修のもと「長野県男女協働参画推進県民会議」とともに行なった「生活時間調査」の原票をヨーロッパ統一時間調査の行動コーディングリストにしたがって、再集計・再分析する作業は、昨年から継続していたが、8月に、ヨーロッパ統一時間調査の行動コーディングリスト作成者である、フィンランド統計局およびスウェーデン統計局の研究者からヒアリング調査を行なった際に、同コーディングリストの新しいバージョンが作成されていたことが判明し、帰国後、最新のコーディングリストにしたがって、再集計した。そのため作業予定の延長が余儀なくされ、原票のみなおし作業と再入力作業を行なって3月で終了した。現在考察および報告書作成中であり、その成果の全様は17年度の秋の学会において発表する予定である。
□海外調査の結果
8月にスウェーデンおよびフィンランドを訪れ、ヨーロッパ統一時間調査の設計者、行動コーディングリスト作成者に直接会見して集計・調査方法等にかんする詳細な情報を得た。また、時間利用調査の実績のある両国の家族政策および労働政策、平等政策の担当者などに面接調査し、時間利用調査の応用にかんしてインタビューするとともに資料の収集を行なった。この成果は、上記の長野県調査に活かされたと共に、成果の一部分を「アンペイド・ワークと労働概念の変容」(『労働のジェンダー化』姫岡とし子他編、平凡社)として公表した。さらに、この調査の成果全体は17年度の秋の学会において発表する予定である。
□新しいフレームワークの構築
来年度のための予備的作業として、世界システム論の視角に立つ世帯構造研究の動向にかんする先行研究の整理とフェルナン・ブローデルセンター紀要などの世界システム論にかかわる学術論文の研究にとりかかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] アンペイド・ワークと労働概念の変容2005

    • 著者名/発表者名
      古田睦美(姫岡とし子他編)
    • 雑誌名

      労働のジェンダー化

      ページ: 189-212

  • [雑誌論文] グローバルな視野からみるアンペイド・ワーク2004

    • 著者名/発表者名
      古田睦美
    • 雑誌名

      言語文化研究 16巻2号

      ページ: 3-14

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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